生産者について
NEUCHATERRAが取り扱っている6つのワイナリーについてご紹介します。
量産することよりも品質維持を心がける。
ヴァン・ケラーは仲の良いご夫婦二人と数人の従業員で運営している中堅どころのカーブです。 量産するということよりも品質維持を心掛けていて、ヴィナチュラスイスの規制で自然を 守りながらブドウを栽培しています。 ご主人はプロテクションアンテグレーの会長です。 プロテクションアンテグレーとは、BIOと通常栽培の中間で、ブドウ栽培に関して極力農 薬などを使わない栽培方法を言います。ブドウ栽培に真摯に取り組んでいます。 また、このカーブの特徴として単一品種のワインよりも数種類のブドウをブレンドして作 るワイン、アッセンブラージュを得意としています。
始まりは修道院。現在も54人の出資で運営。
お坊さんの住んでるところという意味のカーブ名のプリオレ。 はっきりした歴史は不明だがブルゴーニュ地方との戦争から逃れてきた修道院が始まりと され、建物は1450年建立と言われています。 初めは一人の主導者がいたようですが亡くなった後、何人かの共同出資の形で受け継がれ て現在も54人の出資で運営されています。 ワインは20種類生産され、主要輸出国はドイツと日本です。 バリック(熟成小樽)は3年しか使われず160本所有しています。
昔のままの製法にこだわり、時間と労力をかけて作られる。
約190年前から続くカーブで今現在も昔のままの製法にこだわっています。 プレス機は昔から受け継がれている木製のものを使い、人力でゆっくり時間をかけて絞っ ていきます。そしてブドウの収穫に使うカゴでさえ、他では軽いプラスティックのものを使 いますが、その匂いがブドウに付くからと木樽を使用して労力を惜しみません。 2012年からはBIOディナミを取り入れブドウ栽培を行っています。
カーブ横の畑で大切に育てられたブドウを使用。
創業1934年のカーブ。ワインを作っているのは二代目サンドさん、そして息子のパトリックさん。 主人は商売っ気が無く、いろいろなワインコンテストでの賞状を飾ることなくその辺に放 っておきます。 シンプルが一番という考え方ですが、ワイン作りに関しては特に丁寧な仕事をされます。普通はカーブとブドウ畑が離れていますが、ここはカーブの横の緩やかな南向きの斜面に ブドウ畑が広がります。主人がいつも畑を見守っています。