産地レポート
2016年02月
2016.02.01
2016年2月1日号(No28)
ヌーシャテル通信2月号(№28)
私の義弟は、去年からHôpital de pourtales というカーブで働いています。
そこでぶどう作りと畑を管理しています。
美味しくて、手頃な値段で買えるのでアペロによく飲まれているワインです。
ヌーシャテルに大きな総合病院がありそこの名前もHôpital de pourtales。( プルタレス病院 )
なんでカーブが病院の名前なの?
病院から10数キロ離れたクレシエという小さな町で作られているのに、なぜ?
と、疑問に思っていたことが解決しました。
このカーブの歴史は、1808年に遡ります。日本は、江戸時代。
その頃は、ヌーシャテルには貧しい人々、病気で苦しむ人々がたくさんいました。
彼らを助けたのが、この病院でした。
貧しい人達からは、お金をとれない。お金がないと助けることができない。
そこで、ワインを作りを始めたのです。
ぶどう畑をつくり、裕福な人々にそこのワインを買ってもらい、
儲けたお金で薬や、治療費に回し、貧困者を病気から助けました。
その名残りから、いまでもこの名前が使われています。
このカーブのロゴは、ペリカン。
ペリカンは、無私無欲を表す鳥ですからこのマークになっています。
義弟のワインが、ますます好きになってしまいました。
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