産地レポート
2017.05.01
2017年5月1日号(№43)
ヌーシャテル通信5月号(№43)
スイスでは、先月19日に各地で積雪が観測されました。
去年も同じ頃 に雪が降りましたが、昨年とは違い氷点下まで気温が下がりました。
新芽がぐんぐん伸びていく大事な時期なので、ぶどう農家の人達はその対策に追われていました。
これをご覧下さい。
スイスの中でも標高が高い地域ヴァレー州のぶどう対策の様子です。
翌朝の冷え込みが予想されると一晩中スプリンクラーで散水されます。
故意にぶどうの新芽を氷でコーティングして休眠状態を作ると
芽を守ることができるそうです。
ヴァレー州は至るところにスプリンクラーが設置されているということです。
ヌーシャテルのぶどう畑。
新緑のはずなのに、茶色くなっているのが、
人に例えるなら凍傷になってしまった芽となります。
ぶどうの新芽は、2つから3つからなるので、ひとつは凍傷になっても大丈夫
と葡萄を育てている義弟は説明してくれました。
凍傷のところを、カットするとこうなります。
左がカットする前。右がカットした後です。
今年も美味しいワインが作れるように、はやく通常通りのお天気になってほしいものです。