産地レポート
2020.04.01
2020年4月1日号(№78)
ヌーシャテル通信4月号(№78)
長い冬から解き放たれて、なんでもチャレンジしたくなる季節というのに
全くの閉塞感で気分が晴れない4月のスタートです。
世界は本当に大変な事態になっています。
昨日、夫の両親から叔父が84歳で他界したと連絡をもらいました。
死因は新コロナウイルスでした。
つい2ヶ月前に元気にお買い物をされて挨拶を交わしたのが最後でした。
近親者がコロナで亡くなるのは初めてなのでショックです。
九州ぐらいの広さの中に、スイスの人口は約850万人。
感染者は16000人近く上っています。
またスイスは、感染者を多く抱えるドイツやフランス、イタリアにサンドイッチされています。
今は当然、不要不急の外出は言語道断。
公共のスペースに6人以上が集まると罰金制度を設けました。
古今東西、家で籠っていられない人はどこも同じ。
天気が良好だった先週末、ヌーシャテル州では200人近い人達が警察にお世話になったそうです。
主人は失業して早くも3週目。
私は先週金曜日から。
特に私は不特定多数の人たちの職場で8時間労働でした。
自分が感染&感染を広げる役割にはなりたくないので自己隔離をしています。
我慢してみんなのために家に居る10代の甥っ子始め近所の子供たちにとっては
本当に辛いことだと思います。
この間、私におばさん見て?と写真が送られてきました。
こんな時にも笑わせてくれる子供たちは素晴らしいと思います。
今日現在でスイスの死者は300人を超えました。
亡くなった方にご冥福を祈ると同時に明日は我が身と覚悟しています。