ヌシャテラナビ
2016年10月
2016.10.17
‘16.10.17スイス・ヌーシャテル滞在記№9
とうとう最終日になりました。
特別な予定もなく雨の一日なので夕方まで自由時間。
ワインも買い込んでいるのでパッキングの重量に一喜一憂しながら過ごします。
昨日まで葡萄収穫のために会社を休んでいた義弟も今日からは通常の仕事に
戻りましたが、夕方待ち合わせて、街はずれの小さな店に連れて行ってくれました。
この時期しか飲めないミレンヌという葡萄が発酵し始めたジュースを飲むためです。
ジュースと言ってもアルコール度数は6度ほどあります。
リンゴ酸の酸味と甘み。これがワインになっていくのです。
葡萄畑と醸造所が近くにあって新鮮な状態でないと飲めないのでこの地域でも
大変珍しい赤っちゃんワイン。
その後、ジビエ肉フォンデュが売りのレストランで最後の晩餐会です。
1人前250グラムのヘラジカの赤身の肉。
このレストランの企業秘密で明かしてくれないのですが肉のブイヨンベースに
たっぷりのカルダモン、ナツメグ、それに赤ワインが入った熱々のスープ。
そこに肉を刺した串を入れること1分くらいで上げて、
さまざまなソースに付けていただきます。
日本のしゃぶしゃぶみたい。
何の臭みもなく食べられて赤ワインとのマリアージュが最高です。
私はタルタル系のソースがあまり好きではないので、塩コショウで食べましたが、
これがホントに美味しくペロッと250グラム完食。
スイス人は10フランで追加250グラムを平気で食べるそうです。
最後にもまた珍しい料理を食べられて感謝です。
2016.10.16
‘16.10.16スイス・ヌーシャテル滞在記№8
無事、葡萄収穫の手伝いも終わり、日曜日でもあるので
車で30分のところの山にハイキング予定。
しかし、外は濃い霧が立ち込めている。
「大丈夫、山の上は晴れてます」と義弟。
車で30分、一気に標高500mから1500mまで上がる。そこは見事な青空。
車を降りクリュードゥヴァンまで約30分草原を歩きます。
そこはまさに絶景。大風穴。断崖絶壁。柵なし。
私たちも作ってきたサンドイッチとおにぎりでランチ。
それほど寒くもなく最高の日和。
行きとは違うルートで下山を始めると、またまた絶景。
下界は雲海。アルプス山脈が一望できる条件は1年間に10日ほどしかないととか。
超ラッキー!!
東にはアイガー、メンヒ、ユングフラウ。南にはモンブランも見えました。
途中の山小屋レストラン。シードルで喉を潤します。
収穫作業の疲れが吹っ飛ぶ最高の1日でした。
2016.10.15
‘16.10.15スイス・ヌーシャテル滞在記№7
昨日は雨で中止になり、いい休息日になりました。
この日は葡萄収穫手伝いの最終日です。
ようやく午後から晴れ間が広がり、18℃まで上がって半袖での作業の人も。
私もこの後、Tシャツで精を出しました。
お昼にはお庭にある作業小屋でゆったりと談笑しながらのランチタイムです。
もちろんワインもがぶ飲み。酔っぱらってしまいます。
2016.10.13
‘16.10.13スイス・ヌーシャテル滞在記№6
毎日畑だけでは面白くないので、ブレイクタイムです。
まずは今回泊まっているところの紹介です。
オーベルニエにある小ぢんまりしたコテージに移動することなく泊まっています。
偶然にも、メゾンカレーの真ん前。
入り口だけではコテージであることは分かりません。
部屋のドアのカゴに毎朝、温かいフランスパンが入っています。
ミニキッチンも付いていて自炊も出来るので、
毎朝このパンと買ってきたソーセージなどと一緒に簡単に済ませて畑仕事に出かけます。
部屋の窓からの景色です。
新鮮な空気が爽やかに入ってきます。
ある日、昼食に街中のレストランに入りました。
パスタ料理だけで1品25スイスフラン=約2700円。
ワインを皆で飲んで1人5000円ほどになります。
東京でこの金額のランチならちょっとした高級店のコースが食べられますね。
しかし、こんなこともあるんです。
妹家族が良く行く地元のレストランで木曜のディナーのみ、
馬肉ステーキが1800スイスフランで食べられるサービスデーに行けたのです。
普段は倍の値段なので驚きです。
見てください、この綺麗なサクラ色の馬肉を。1切れ1人前200グラムです。
それを各自、熱々に熱した陶板の上で好きなように焼きます。
低脂肪であっさりしてますが、肉の旨味がダイレクトに伝わります。
赤ワインとピッタリ。
地元の人達はジビエやチーズフォンデュを食べていました。満員です。
2016.10.13
‘16.10.13スイス・ヌーシャテル滞在記№5
この日も収穫作業です。
しかし朝からどんより曇り空。今にも降り出しそうです。
しかも寒い。
そんな中、葡萄刈機とでもいうのでしょうか、葡萄の木を跨いでゴーゴーと音を立て
葡萄をどんどん刈り込んでいきます。葡萄の良し悪しはありません。
後で選別するのでしょうか。
しかし私たちはあくまで手作業です。
私は防寒対策バッチリでバケツとハサミを持って頑張りました。
お昼はこの日も妹の手作り弁当です。
フランスの出稼ぎチームにも配られました。
フィリピン系やカンボジア系の人もいるので箸を器用に使い食べてくれました。
2016.10.12
‘16.10.12スイス・ヌーシャテル滞在記№4
いよいよ葡萄収穫作業が始まりました。
朝8時過ぎに畑に集合し各自バケツとハサミを持ってスタートです。
この日はシャルドネとピノノワールを取りました。
中には刈り取っても駄目なものもあります、素人の私たちには見極めが難しくなかなか作業が進みません。
毎年、スイス近郊の国から出稼ぎに来ているベテランの人たちは倍以上の速さで刈り取っていきます。
そして、中腰での作業は思った以上に足腰に堪えます。
平坦な畑ならまだしもこれが斜面のキツイところでは本当に辛い作業です。
こんな厳しい作業からワインは生まれてくるんだなと改めて考えさせられる体験でもありました。
10時と15時には休憩時間があります。
アペロタイムと言ってこのカーブではスイスでポピュラーなシャスラーが振舞われます。
畑で飲むシャスラーは今まで飲んだ中で最高の味わいでした。
お昼にはワインを飲みながらの昼食です。
私たち日本チームは妹が作った日本風のお弁当です。
フランスから来ているチームはパンとチーズといった質素なもので済ませます。
それで力が出るから不思議です。
この日は偶然にも私の誕生日と重なり特別にスパークリングを開けてもらい祝ってくれました。
思い出に残る日になり感激です。
この写真は義弟の弟家族が住む家からの眺めです。
もう、なんの言葉も浮かびません。
2016.10.09
‘16.10.9スイス・ヌーシャテル滞在記№3
3日目はオーベルニエから電車で30分のところ、ノワグレからアルーズ川沿いにブードリーまで歩くトレッキングです。
岩山の間に流れる渓谷からはマイナスイオンや大自然のパワーを感じます。
普通の速度で歩けば3時間少しのコースなのですが、私たちは休みやすみで5時間もかかりました。
途中、スイスで「トレ」と呼ばれる食事です。
日本のバーベキューのようなものではなく、周りから枯れ枝を集め火を起し、
ソーセージなど簡単なものを焼き、パンとワインだけの質素なものです。
しかし、それが自然を愛するスイス人のやりかただと納得できます。
ここで飲むシャスラーは格別な味でした。
左下は駅で買ったアブサン入りマスタードです。
ソーセージにたっぷり塗っていただきました。美味しいです。
こちらでも珍しいマスタードのようなので買って帰りたい。
2016.10.08
‘16.10.8スイスヌーシャテル滞在記№2
滞在記2日目はヌーシャテルから列車で約1時間、街全体が世界遺産でもある
スイス第4の都市「ベルン」」まで観光です。
流石に世界遺産の街、中世の街並みがそのまま美しく残されています。
しかし不思議なことにヌーシャテルはフランス語、ベルンはドイツ語でフランス語が
通じません。同じ国なのに言語が違います。
この日はよく歩きました。
町全体が見渡せる丘まで。
美味しい地ビールを飲んだ後なので堪えます。
極め付けは大聖堂の塔の64メートルを狭い階段で一気に登りました。
足はガクガクです(笑)
2016.10.07
‘16.10.7スイスヌーシャテル滞在記№1
10月5日からスイス・ヌーシャテルに来ております。
今回は葡萄の収穫を手伝うことが第一の目的です。
収穫期は小学校も休みになり、猫の手も借りたいほど忙しくなります。
約2週間滞在しますが、その間の出来事をお伝えします。
畑の葡萄はたわわに実り、収穫は本日(6日)から始まりました。
左上はピノノワールです。
この日は風も強く東京の11月下旬頃の陽気でダウンを着てちょうどいいくらいでした。
ヌシャテル湖から南の方向のはるか彼方にアルプスの山々が見られます。
一瞬、雲かと思いました。
- 1 / 1